No.70
探索者について深堀したかったけど、あまりできなかったなあという産物。#くらげ噺
# いいねの数だけうちの子の実在しない小説の台詞を言う

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・佐倉野和泉
 透明で青い朝を待っていた。眠れないまま、いつまでも。
「星になるより尊いことって何でしょう。どうせひとりで、煙になってしまうのに」
 泣きながら大人になって、泣いても子供に戻れなくて。今日は夜が終わるまで、貴方と話していたかった。

・雨谷ましろ
 全部を無かったことにしたいと望むのは、酷く身勝手なことだから。
「憂いているなんて背伸びしたこと言えないけれど。こんなに苦いものだって知らなかったの」
 涙が血と同じであると知ったのは、随分昔。もう一度を望むなんて、自分には出来そうになかった。

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